EDUCATION
教育について

劇団フルーツバスケットは、表現活動を通して
子どもたちのひらめきや感性を育み、健やかな成長に貢献することを大切にしています。

劇団フルーツバスケット 主宰コラム 劇団フルーツバスケット 主宰コラム
目次

フルーツバスケットの今ばらばらの輝きが、お互いに⾼め合う。
子どもたちが成長できる場所

⾔うは易し、⾏うは難し。
劇団の構想・⽴ち上げから、創⽴30年を迎えた今⽇までの道程は
決して順風満帆ではありませんでした。

でも、今こうして⾃⾝と劇団の原点を振り返った時、ただ⼀つ⾃信を持って⾔えるのは、
私の直感は間違っていなかったということ。
仲間とともに⼀つの⽬標に向かってつくりあげる舞台、努⼒して得られた達成感、
演技という表現を通して⾃分の思いを伝えられる喜び。
本番の舞台に⽴つ緊張とそれを乗り越えた⾃信と感動。

舞台創作という特別な経験を通してのさまざまな学びの環境は、
⼦どもに内在する無限の能力を引き出します。
ここで培ったその⼦らしさの⼟台が、自己肯定感や社会性を育て、
その⼦が持っている本来の⼒を伸ばし、みるみるうちに輝きを増していきます。

真剣な表情で稽古の様子を見つめる年少クラスの劇団員。

私たちの劇団には将来、俳優やタレントを⽬指している⼦どもたちがたくさん在籍していますが、
そうではない⼦どもたちも同じぐらいたくさん⼊団してきます。
単に歌が⼤好きな⼦、ダンスが⼤好きな⼦、
⾃分を舞台で表現したいという気持ちで⼊ってくる⼦も多いです。
また、いじめや不登校など困難な事情を抱えている⼦、
身近に悩みを相談できる友⼈がおらず、新たな“居場所”を求めてくる⼦、
引っ込み思案や落ち着きのなさなどで子育てに悩んでいる親御さんが連れてくる⼦など、
⼊団のきっかけは本当にさまざまです。

2〜18歳の多世代がともにいて、
学年で区切られる均⼀的な学校の人間関係だけでは⾒つけられない⾃分らしさを発⾒し、
今できることや将来⽬指すものが違っても、互いに相⼿を思いやり、認め合い、⽣かし合い、
響き合うことで、その⼦なりの輝きを放ち始めます。
学校では居場所を⾒つけられなかった⼩学⽣が、
ここで⼩さな⼦どもをあやす様⼦を中学⽣や⾼校⽣にほめられ、⾃信をつけ、
保育士や教師になりたいと⾃らの夢を⾒つけたこともあります。
うまく学校に馴染めないお⼦さんのことで子育てに悩んでいた親御さんが、
ここでたくさんの仲間たちと⼀緒に笑顔で、レッスンに励んでいる様⼦を⾒て感激し、
涙をこぼしたこともありました。
ちょっとした経験でもがらりと変わる瞬間が⼦どもたちにはあって、
そういった機会を得るためには、フルーツバスケットのような
⾃宅や家庭・学校などから解放されて過ごせる場所、⾃分が⾃分らしくいられる場所、
試行錯誤しながら⾃分の中に⽣まれる思いを形にできる場所が必要なのだと私は考えています。

劇団はいつも和気あいあいとした雰囲気。
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